『営繕かるかや怪異譚』 小野不由美 26-182-3941
古い家には不思議なものがあります。台所にお守りのようなものが貼ってあったり、庭に古い祠があったり、それ以外にも、見えないところに何かを閉じておくための重しのようなものがあることもあります。そういうものを触ってはいけないと、かつては伝承してきました。でも、そんなことを知らない人がやって来て、動かしてしまったり、壊してしまったりして、その結果、何か訳の分からないものが出てきてしまうことがあるんです。
それを何とかするためにお祓いするとか、お札を貼るとか、という方法もあるのですが、それ以外にも何とかできることもあるようで、怪異で困っている人から相談を受けた大工さんや植木屋さんが紹介してくれる「営繕かるかや」の尾端(おばな)さんは、本業は大工さんなんですけど、そういうものを上手くよける手段を教えてくれます。
流れを変えるというか、邪悪なものの気を違う方へ向けるというのは、いい方法ですよね。さりげなく「かわす」尾端さん、すごいわ!
・奥庭より
・屋根裏に
・雨の鈴
・異形のひと
・潮満ちの井戸
・檻の外
子どもの頃、実家の近所に小さな戸建ての家があり、そこにはお母さんと会社員の息子さんが住んでいました。玄関には、入ってくる人をにらむような感じで般若の面がかかっていて、それは魔除けだったらしいけど、それが怖くて、あそこの家にはひとりで行きたくないなぁって思ってました。それから10数年後、その家の息子さんが40台で会社を辞めてしまい、ずっと家にいるんだという話を聞きました。そこの家の庭にビワの木があって、そっちは気にしてなかったのかなぁ。
3941冊目(今年182冊目)
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