『虹いろ図書館 半分司書のぼくと友だち』 櫻井とりお 26-156-3915
イヌガミくんが図書館で働くようになって3年過ぎ、最初の頃よりはだいぶテキパキお仕事ができるようになりましたけど、まだまだ不安な気持ちを抱えている彼が、ついに新人くんのお世話をする立場になりました! といっても、大卒の新人くんは1つ年上で、ちょっと腰が引け気味なイヌガミくんです。
ときどき霜月さんに相談したり、グチをきいてもらったりできることで、メンタルを回復するイヌガミくんだけど、最近の相談はどうやら恋のお話みたいです。
「なんかぼくなんかぼくなんか。そうやって、自分を一番下に置いてりゃあ楽だよな。責任を負わなくて済む、大事な決断をしないで済む、新しいことを見つけなくて済む」
酔った霜月さんに容赦はない。
~中略~
「謙虚だか思いやりだかって言う名のおしろいを塗りたくって、自分をきれいにみせたいんだろうが、そんなのはとっくにバレている。特に、お前が嫌いなヤツ、お前を嫌いなヤツには」
あ~、霜月さんに痛いところのど真ん中をつかれてしまいました。「こんな自分だからつらいんだ」とか「あんな人のことは気にしなければいいんだ」なんて、自分を守ろうとばかりしていたことを、やっとわかったイヌガミくん。
図書館のお仕事のこと、自分のこと、大好きな本のこと、図書館へ来てくれる人たちのこと、いろんなことがあって、少しずつ成長するイヌガミくんです。司書の資格の勉強ももうすぐ終わり、これからは正式に司書となるわけですが、まだまだ勉強することがたくさんありそうですね。
この本の中で話題になっていた「りぼんちゃん」は、なかなか難しいテーマの本でした。そしてわたしは、「しろいうさぎとくろいうさぎ」を読みたくなりました。
3915冊目(今年156冊目)
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