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『憧れの作家は人間じゃありませんでした』 澤村御影 26-198-3957

Akogarenosakkaha

憧れの作家は人間じゃありませんでした

澤村御影(さわむら みかげ)

角川文庫

#角川文庫夏フェア2026

第2回(2016年)角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作

 「希央社」の編集者、瀬名あさひは、ある日突然に憧れの作家である御崎禅(みさきぜん)の担当に任命され、担当者の引継ぎの挨拶ということで御崎先生のお宅を訪れることになりました。

 写真もプロフィールもすべて未公開の御崎先生は、もの凄くカッコいい人でした。あさひさんは、ショックの余り、自分の名前を言うのがやっとでした。その後、映画の話で先生と意気投合して嬉しいんだけど、「先生は吸血鬼です」という事を知って大ショック! おまけに、そこにいた夏樹さんという警察の人から、御崎先生に事件調査に協力してもらっていると教えられ、ここで知ったことを、絶対によそで言ってはいけないと口止めされて、あさひさんはパニック状態です。

 

・座敷童誘拐事件 憧れの作家は人間じゃありませんでした
・黒い犬事件 彼はずっと待っていたのです
・女子大生監禁吸血事件 彼が人でなくなった理由

 とんでもない事をたくさん知ってしまいましたが、元々御崎先生の作品の第ファンで、それがきっかけで「希央社」に就職したあさひさん、先生に作品を書いてもらうことが自分の使命ということを思い出し、担当編集者として、先生をお守りすることが第一と考えるようになり、どこへでもついていくようになったのです。

 吸血鬼や座敷童など、怪しいものがいろいろと登場しますけど、そういうものが決して特別な物ではなくて、人間と折り合いを付けて暮らしているという話や、先生がなぜ優しい人なのかなど、なかなか楽しい作品でした。

 第2回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作というこの作品、たしかに、登場人物たちは面白い人ばかりでした。

 ところで、「希央社」に「あれ」が出るらしいという話、実はいい話だったのねぇ。

3957冊目(今年198冊目)

 

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