『過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書』 ジェーン・スー、桜林直子 26-211-3970
スー(ジェーン・スー)さんとサク(桜林直子)さんの性格は正反対。エネルギー値が高いスーさん、低いサクさん。世界を見る視点は「主人公はわたし」というスーさん、「自分は大勢の中のひとり」という俯瞰で見ているサクさん。こんなふたりの視点の違い、物事へ対する向かい方の違いが、いろいろとあって、お互いに驚きつつ、影響を受けています。
親が絶対という環境で育てば親の顔色をうかがうし、親の機嫌が悪いのは自分に原因があると思わされてしまう。自分が主人公で人生を動かすというより、世界に合わせなければと思ってしまうの。(サク)
「世界はあなたを傷つけないようにはデザインされていない」と「何人もわたしを傷つけることはできない」は同時に成立すると私は思っているけど、そうは思えない人がいるんだってわかった。(スー)
これは、ホントに深刻な問題です。親は良かれと思ってやってるのかもしれないけど、親のエゴを子どもに押し付けてきます。それに抵抗できる資質がある子はほんのわずかで、たいていの場合は押しつぶされ、親の顔色を見る子、世間の空気を読む子になっていくわけです。どうでもいいことを押し付けてくる親や先生や先輩たちが多いから、無駄に自己評価を下げた人を大勢作ってしまいます。
スーさんみたいに、他者からの圧力は自分のせいじゃないと理解できてる人なんて少数派。多かれ少なかれ「自分が悪い」って思い込まされて生きているんです。
自分だとつい突き詰めて深刻になってしまう時に、自分の中に平野レミさんを発動させます。(サク)
ここで、平野レミさんが登場するとは思わなかった(笑)
悩んだときに、「そんなの、どっちでもいいのよ!」「適当でいいの!」って、頭の中でレミさんの声が聞こえたら、それでOK。
悩んだってどうにもならないことがある。自分にはどうにもできないこともある。そういうことだからしょうがないって考えられるようになって、サクさんよかったねぇ。
そして、わたしも悩んだときには平野レミさんを発動させてみたいと思います。あの声で「そんなの、ないない!」って言われたら、たいていのことはどうでもいいことになりそうです。
誰かと交わらないと、知り得ないことが世の中にはたくさんある。つまり他者との境界線を健全に引いた上で、他者と関わると、世界が広がる。どちらが先というよりも、どっちもやりながら少しずつ。
人と関わるのと同じくらい大事なのが、有害な人からは離れることです。
スーさんはサクさんと交流を持ったことで、こういうことが分かったのだそうです。自分にない考え方をする人と交流するって大事!
同じような考えをする人ばかりでつるんで、同じようなことばかりして、そうじゃない人たちもいるってことを忘れてしまったから、現代を生きる人たちは行き詰ってるんだろうなということが、とてもよくわかりました。
違うことを考えている人が大勢いるって、当たり前のことに気づけば、きっと世の中が違って見えてくるでしょう。
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