『ろくべえ まってろよ』 灰谷健次郎 26-212-3971
子犬のろくべえが穴に落ちてしまって、この犬を助けようとする子どもたち。穴は深いから自分が入ることができないし、そばを通りかかった大人に言っても、ちっとも助けてくれないし、日曜じゃないからお父さんはいないしどうしよう?
こんな話から始まる童話集。とっても昔のことかと思ったら、座頭市の話なんかしてるから昭和のころのお話のようです。
子どもたちはみんな「あだな」で呼び合ってます。まことくんは「マコチン」、ゆりちゃんは「ミスパーパー」。先生にだってあだ名をつけちゃいます。とよこ先生は「ポンキチネエサン」。
この頃は「あだな禁止」の学校もあるんですってね。見た目や体の特徴が元になっているあだなだと、いじめの対象になるからって。あだなってね、その人の特徴を捉えているものだから、そういうセンスって大事だと思うんだけどなぁ。失礼なあだなはダメよっていうだけでいいと思うんだけど。
いくつになっても、あだなで呼び合う仲っていいものよ。
・ろくべえ まってろよ
・マコチン
・マコチンとマコタン
・なんやななちゃん なきべそしゅんちゃん
・子どもになりたいパパとおとなになりたいぼく
・しかられなかった子のしかられかた
・さよならからみきぼうはうまれた
・ふたりはふたり
いろんなことをまだ分かってないから、親や先生から叱られたりもするけれど、この年頃にちゃんと「こういうことはいけないんだ」って経験することってとっても大事。友だちとのつき合い方とか、大人って勝手だってこととか、こどもは何にも考えてないようでいて、ちゃんといろいろ考えて、覚えていくの。だから、いろんなことをしでかすのって、いいことなのよ。
3971冊目(今年212冊目)
« 『過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書』 ジェーン・スー、桜林直子 26-211-3970 | トップページ | 『世界一かんたんで楽しい「貼る」ライフログ ジャンクジャーナルのはじめ方』島本彩子 26-213-3972 »
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『魔力の胎動』 東野圭吾 26-250-4009(2026.09.05)
- 『団地のさんにん』 藤野千夜、北澤平祐 26-247-4006(2026.09.02)
- 『咲く。宇野千代の生涯』 葉山由季 26-249-4008(2026.09.04)
- 『ラプラスの魔女』 東野圭吾 26-239-3998(2026.08.25)
- 『兎の眼』 灰谷健次郎、長新太 26-246-4005(2026.09.01)
「文庫フェア」カテゴリの記事
- 『魔力の胎動』 東野圭吾 26-250-4009(2026.09.05)
- 『ラプラスの魔女』 東野圭吾 26-239-3998(2026.08.25)
- 『キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ』 長月天音 26-229-3988(2026.08.16)
- 『ろくべえ まってろよ』 灰谷健次郎 26-212-3971(2026.07.30)
« 『過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書』 ジェーン・スー、桜林直子 26-211-3970 | トップページ | 『世界一かんたんで楽しい「貼る」ライフログ ジャンクジャーナルのはじめ方』島本彩子 26-213-3972 »




コメント