『窓のまどかさん』 戸森しるこ 26-217-3976
とじまりをしていた真凛さんは、体育館の下の方の小さな窓が開いていることに気づきました。それをしめようとしたら「しめないで!」と大きな声がして、ビックリして「えっ、だれ?」と窓の外を見ても誰もいません。そして、「まどかです」という声が聞こえました。どうやら、窓から声がしているようなんです。
話しているうちにわかったのは、まどかさんは、この窓にだけいるのではなくて、学校中の窓を見回っているらしんです。「あそこの窓にボールをぶつけられてガラスが割れた」とか「鳥のふんが付いてるから掃除してほしい」とか、いろいろと話しかけてきます。
トイレの窓にもいることがあると聞いて、自分がトイレに入っている時に、まどかさんがいて見てたらヤダなぁなんて想像したり、落とし物を教えてもらって先生に届けたけど、まどかさんのことを言えなくてドギマギしたり。
少しずつ真凛さんとまどかさんは仲良くなって、悩みを聞いてもらったり、ちょっと小心者の真凛さんの大事なともだちになってきました。
まどかさんは、窓だから動けないのでしょうがないけど、意外と上から目線で、真凛さんに、あれしてね、これしてねって言うところが面白いなぁ。
おかあさんや先生から同じことを言われたら、あんなに素直に聞けないかもしれないわね。
3976冊目(今年217冊目)
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