『イラストで見る都市伝説の歴史』 アダム・オールサッチ・ボードマン 26-233-3992
イラストで見る都市伝説の歴史
An Illustrated History of Urban Legends
アダム・オールサッチ・ボードマン 絵と文
Adam Allsuch Boardwin
ナカイサヤカ 訳
マール社
英国 2024
「都市伝説」は、1950年代にアメリカの民俗学者リチャード・ドーソンが初めて作り出した言葉だ。ドーソンはこれは現代の都市で語られている民話のことだと説明している。
ネッシー、イエティ(雪男)、ビッグフット、UFO、超能力など、子供の頃から不思議なものの話ってよく聞いていたし、雑誌の特集とか、テレビの特番などもいろいろありました。そして、よく見てました(笑)
この本では、世界中の不思議な言い伝えや出来事を、可愛いイラストとともに紹介してくれています。文明が発達し、それまでになかった技術、飛行機や汽車、自動車、無線などが発達する過渡期には、それを理解できないことによる都市伝説が産まれたということもあるようです。
大型の軍艦が、衝突するようなコースを進んでいる何者かを発見。
無線で「進路を変えろ」と要求すると、相手方は「そちらが進路を変えろ」との返事。
怒った軍艦側が「そちらはどこの所属の者だ?」と聞くと、
「こちらは、灯台」。
けっこう有名なこの話って、誰かの創作らしいんです。こういうたぐいの都市伝説はいろいろあるんじゃないかなぁ。
ポール・マッカートニーの死亡説が流れたのは、「Abbey Road」が発表された1969年でしたね。これはあっという間に世界中に広まりました。フー・ファイター(Foo Fighter)は、第二次世界大戦中に連合軍のパイロットたちが目撃した、光る球体や謎の飛行物体などの未確認飛行物体(UFO)を指す当時のスラングだとか、「27クラブ(27歳死亡説)」とか、ロックと都市伝説は親和性があるのかなぁ。
この本でも取り上げられていた「井の頭公園のボートにカップルで乗ると別れる」は、とても有名だし、「口裂け女」の話もかなり流行りました。上りと下りで階段の数が変わる「お化け階段」とか、都市伝説ってたくさんあります。一見怖そうな話でも、たいていは「幽霊の正体見たり枯れ尾花」だったりするのだけど、やっぱり正体が分からないこともあるから、都市伝説は次々と生まれていくのでしょうね。
3992冊目(今年233冊目)
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