『ろくべえまってろよ』 灰谷健次郎、長新太 26-225-3984
長新太さんの絵で「ろくべえまってろよ」が絵本になっていると知り、図書館で探してみたらありました!
1978年に発表されたこの絵本、とっても斬新なんです。
最初の数ページは横長なんだけど、ろくべえが穴の下でうずくまっていて、地上で子どもたちが「どうしよう?」と言っているシーンでは、突然「縦長」の絵になるんです。
穴が深いということが、ググっと迫ってきて、大人を呼んでこないと助けられそうにないという子どもたちの気持ちが伝わってきます。
でも、大人たちはちっとも助けてくれません。落ちたのが人間の子だったら、真剣になったかもしれないけど、「子犬だろ」という大人の冷たい態度が悲しいのです。
子どもたちは、自分たちで何とかできないかと必死に考えます。まだ一年生だから、紐を結ぶのもたいへんだけど、ろくべえのためにがんばります。
最後のページの、ろくべえを囲んで子どもたちがニコニコしている顔がとてもいいなぁ。
3984冊目(今年225冊目)
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