『2030来たるべき世界』 エマニュエル・トッド 26-236-3995
イランとの戦争でも、ガザでの戦争も同じことだ。とても興味深いのは、弱者を叩いて見せるというやり方だ。私はそれを劇場型ミクロ・ミニたリズムと呼んでいる。つまり、ロシア軍に敗北するかたわらで、小国を叩いて見せる。
ただ、それもみんな失敗している。イランの政権はまだもっている。
トランプ政権のやっていることは訳の分からないことばかり。ウクライナとロシアの戦争は1週間で止めさせてみると言ったくせに、もう5年目になっていて、その間にアメリカはいろいろ言っているけれど、停戦にむかっているとは到底思えません。その間にイランへ攻撃して、これは簡単に終わるって言ってたのに、これもまたどうにもならず。
そんな状況下、ベネズエラを攻撃しマドゥロ大統領を拘束してるアメリカってなんだろう? 今だに、世界の警察だからって言いたいんだろうか?
違うよね。大きな失敗を突っ込まれたくないから、小さい国を叩いて胡麻化してるだけ。関税の話だって、ホルムズ海峡の話だって、みーんなグズグズ。何にも良くなっていないどころか、悪くなる一方。
トッド氏は、その辺の説明をわかりやすくしてくれているけれど、核保有の話だけは勘弁してほしい。やっぱり彼はフランス人なんだろう。
実際、台湾ではデジタルサービスを設計する際、紙とペンを好むか、手書きで封筒に入れて郵送するか、銀行を信頼してATMを利用するか、あるいは特定の方法で携帯電話を使うか、どれを選んでも問題ないように配慮しています。 ~中略~ つまりシステムの側が市民のニーズに合わせているのです。特定のやり方を市民に押し付けるのではありません。
オードリー・タン氏の考える公共サービスのためのシステムは、とても人間重視なのですね。いくらIT技術が進んだからといって、それを使える人ばかりではないということを、きちんと考えています。これが、本当に頭のいい人の考え方だなと思います。
多様性を重視して、それぞれのニーズに対応するのは当然であるという考え方を貫いている台湾だからこそ、新しいことをいろいろとできているし、古いものを残すこともできているのだと思います。
トランプの娘婿であるクシュナー氏がユダヤ系であり、親イスラエルであるということも、イラン問題が片付かない一因であるようだし、トランプ政権が続く限り、この戦争は終わりそうにありません。
対イラン戦で、弾切れ状態のアメリカは、次はどんな手を使ってくるのでしょうか。予測不可能なことだけは、確かですけど。
3995冊目(今年236冊目)
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