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  • ダメでもいいからやれ。
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    (by 本田宗一郎)

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『傘寿まり子 2』 おざわゆき 26-241-4000

Sanjumariko2

傘寿まり子 2

おざわゆき

講談社 KCデラックス

 迷いネコのクロと生活するために、まり子さんは住まいを見つけなければなりません。そんなとき、昔の友人の夫だった八百坂親承(ちかつぐ)さんが、家に来ないかと言ってくれたのです。そして、こう言われました。「あなたのことが、昔から好きだったから」

 出版社の担当編集者の斉藤さんは、まり子さんのことをとても気にしてくれています。上司からは「あんな年寄り、もう先がないから」的なことを言われていますが、そんなことはないと信じて、まり子さんと接しています。最近渡された原稿を読んで、これは凄いと感じたのですが、その気持ちは上司には伝わりません。

 

 ネットカフェのオーナーのおばさんは、ネコのことやら、自分の家のことやら、いろいろと相談に乗ってくれました。厳しいことは言うけれど、とても現実的なアドバイスでした。まり子さんが、自分はこれから八百坂さんのところで暮らそうと思っていることを相談すると、一刀両断にこう言われました。

「その歳で男と暮らすなんて 寿命縮めるだけだよ」

 彼女が言っていたことは、どうしようもない現実です。若い頃は無茶な恋をしても、若いから何とかなっていました。でも、歳をとるとそうはいかないこと。体力は落ちるし、病気やケガ、認知症などの心配があること。それに相手の子どもから「どうせ財産目当てでしょ」と言われるだろうし、ロクなことにはならないよというアドバイスをもらいました。でも、まり子さんは「わたしたちは大丈夫ですから」と思ったんです。

 これから先、どれだけ生きられるか分からないからこそ、思いっきりやりたいという気持ちを持つのはいいことです。でも、現実とのギャップは、いくら想像してもわからないものです。そう、実際に問題にぶち当たらなないとね。

4000冊目(今年241冊目)

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