『ぼくのすみっこ』 ジョオ 26-270-4029
カラスの子が部屋のすみっこに、自分だけの場所をつくりはじめました。
ちいさなソファーと、ちいさな本棚と、ひとりだけ座れるくらいのマットと、読書用のランプと、ちいさな植木鉢、きっとカラスの子が好きなものばかりなのでしょうね。
そこで本を読んだり、ねっころがったり、植木鉢の葉っぱにお水をやったり、音楽を聞いたり、ひとりだけの空間を楽しんでます。
でもね、なにかがたりないなぁって思ってるみたいです。
家族と一緒に暮らしていたとしても、自分だけの場所って欲しいですよね。小さなコーナーでいいから自分だけの場所を作りたいなって思います。自分が好きなもので一杯にして、自分の世界を作り上げて。
でもね、これだけじゃ足りないって思うの。もっともっとこの場所をすてきにしなくっちゃとがんばってしまいます。
カラスの子は、その足りないものを見つけたようです。
この本は細長くて、ページを開くと、部屋のかたすみのような感じになります。ページをめくるたびに、そこにいるカラスの子がとってもいとおしく思えてきます。そして、この子はわたしなのかな? と思えてきます。そして最後のページでわかりました。
きみが欲しかったのは、それだったんだね。
4029冊目(今年270冊目)
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