「丘の上の本屋さん」を、菊川にある「ストレインジャー」というミニシアターで観てきました。
イタリアの小都市にある古本屋さん。店主はリベロというおじいさんです。店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛けたら、「お金がないから本が買えない」というのです。そこで彼に本を貸してあげることにしました。
最初はマンガだったのですが、1冊読んだらまた1冊と、おじいさんがお薦めの本をエシエンは読んでいきます。子ども向けのお話から始まって、最後は「白鯨」までいくのです。
そして、最後に渡した本は「これは貸すのではなく、きみに進呈する」というのです。その時はどんな本だかわからなかったのですが、最後のシーンで登場したタイトル「世界人権宣言」にビックリしました。
君は人種が問題で苦労するかもしれないけれど、勉強することでそんなものを打ち破っていけと伝えていたのかなぁ。
実に良い映画でした。
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久しぶりに渋谷の UPLINK で映画「ファブリックの女王」を観てきました。
ノルウェーのマリメッコ創業者アルミ・ラティアの人生を描いた作品です。
フィンランドで成功したマリメッコはアメリカに進出しました。そこで大成功を収めたきっかけとなったのが、あのジャクリーン・ケネディです。彼女がマリメッコのドレスを着た写真が1960年12月に雑誌「Sports illustrated」に掲載され、マリメッコは一躍有名になったのです。
小さなテキスタイルメーカーだったマリメッコを、世界中で知られるほどの大会社へしていったアルミは、ファッションやデザインに関する才能はあるけれど、誰のことも信じられない難しい人だったというのがよく分かりました。
本当はナイーブな人なのに、人前で自分を主張するためにアルコールにひたり、ストレス発散のために浪費に走り、それでも会社を愛していた彼女は、最終的には糖尿病で67歳で亡くなっています。
女性が企業家として生きていくには大変な時代に、その重圧と戦うには大きな代償が必要だったということなのでしょうか。
2015年/フィンランド/フィンランド語/カラー/85分 原題:Armi elää! (英題:Armi alive!)
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