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映画

『市川崑と「犬神家の一族」』 春日太一 24-247-3273

Itikawakonto

市川崑と『犬神家の一族』

春日太一(かすが たいち)

新潮新書644

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映画「丘の上の本屋さん」@菊川 ストレインジャー

824 「丘の上の本屋さん」を、菊川にある「ストレインジャー」というミニシアターで観てきました。

 イタリアの小都市にある古本屋さん。店主はリベロというおじいさんです。店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛けたら、「お金がないから本が買えない」というのです。そこで彼に本を貸してあげることにしました。

 最初はマンガだったのですが、1冊読んだらまた1冊と、おじいさんがお薦めの本をエシエンは読んでいきます。子ども向けのお話から始まって、最後は「白鯨」までいくのです。

 そして、最後に渡した本は「これは貸すのではなく、きみに進呈する」というのです。その時はどんな本だかわからなかったのですが、最後のシーンで登場したタイトル「世界人権宣言」にビックリしました。

 君は人種が問題で苦労するかもしれないけれど、勉強することでそんなものを打ち破っていけと伝えていたのかなぁ。

 実に良い映画でした。

 

 この映画のオフィシャルサイトはこちら

映画「君たちはどう生きるか」

Kimitatiha

 宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を観てきました。

 戦時中に母を亡くした少年が父とともに移り住んだ土地で、不思議な体験をするという物語です。

 

 子どもの頃に亡くなった母とまた会いたいと思う心と、新しく母になる人とどう付き合っていけばいいのかという気持ちの間で揺れる主人公の少年が悩みます。

 自分がどう生きるのが正しいのか?

 難しいからこそ、必死に考えるのは大事だなぁ。

 引越した先の家の立派さ、何人も登場するお祖母さんたちのお茶目さが印象に残りました。

 アオサギくん、ペリカン、オウム、そして白い「わらわら」たち、大勢出てきて楽しかったなぁ。

映画『生きる LIVING』

Ikiru

 黒澤映画の名作「生きる」をリメイクしたこの作品、脚本がカズオ・イシグロということで、とても期待して観に行きました。

 主人公のウィリアムズ(ビル・ナイ)が歌っていたスコットランド民謡「ナナカマドの木」がとても印象的でした。

 ピアノの前で突然歌い出したところもステキだったのですが、雪の中ブランコで揺れながら歌うシーンがとても良かったなぁ。

 景色も登場する人たちも、とてもイギリス的なところも良かったなぁ。

 期待以上に素敵な映画でした。

 

 監督:オリヴァー・ハーマナス Oliver Hermanus 2022年 英国

映画 「ファブリックの女王」

 久しぶりに渋谷の UPLINK で映画「ファブリックの女王」を観てきました。

 ノルウェーのマリメッコ創業者アルミ・ラティアの人生を描いた作品です。

Photo  フィンランドで成功したマリメッコはアメリカに進出しました。そこで大成功を収めたきっかけとなったのが、あのジャクリーン・ケネディです。彼女がマリメッコのドレスを着た写真が1960年12月に雑誌「Sports illustrated」に掲載され、マリメッコは一躍有名になったのです。

 小さなテキスタイルメーカーだったマリメッコを、世界中で知られるほどの大会社へしていったアルミは、ファッションやデザインに関する才能はあるけれど、誰のことも信じられない難しい人だったというのがよく分かりました。

 本当はナイーブな人なのに、人前で自分を主張するためにアルコールにひたり、ストレス発散のために浪費に走り、それでも会社を愛していた彼女は、最終的には糖尿病で67歳で亡くなっています。

 女性が企業家として生きていくには大変な時代に、その重圧と戦うには大きな代償が必要だったということなのでしょうか。

 2015年/フィンランド/フィンランド語/カラー/85分  原題:Armi elää! (英題:Armi alive!)

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2014年を振り返って(映画篇)

世界の果ての通学路

聖者たちの食卓

Grandbdapesthotel

ジゴロ・イン・ニューヨーク

マダム・イン・ニューヨーク

ストックホルムでワルツを

小さいおうち

Ohfather

人生はマラソンだ

Insidellewyndavis

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映画 「ストックホルムでワルツを」

Photo_3  ふだん映画の情報を知るのは、webや映画館からが多いのですが、この映画は違っていました。

 

 御茶ノ水のディスクユニオンのジャズ館でポスターを見たのがきっかけでした。(普段ジャズのお店には行かないのに、なぜお店に入ってみたのか不思議です)

 

 主人公はモニカ・ゼタールンド。田舎町で電話交換手として働きながら、週末はストックホルムのクラブで歌っていました。

 

 娘を連れて実家に出戻っていた彼女は、ここから飛び出して、ジャズ歌手として成功することが夢でした。

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映画 「聖者たちの食卓」

Photo

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映画 「マダム・イン・ニューヨーク」

Photo_2  最近、インド映画がブームのようですが、この映画はちと趣が違うものなんです。歌や踊りはちょっとだけありますが、ストーリーは1人の主婦の悩みにスポットライトを当てています。

 専業主婦シャシさんは、美人だしお料理は上手だし、とても素敵な人なのに、英語が苦手だという事で娘にまで馬鹿にされてしまっています。(娘の学校では、担任の先生と英語で面談しなければならない!)

 そんな彼女が、姪の結婚式の手伝いを頼まれて、1人でニューヨークへ行かなければならなくなったのです。

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映画 「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

Photo  店をたたむことになってしまった本屋の主人と、失業してしまって花屋の店員のバイトをしている男、この冴えない男二人が、何かお金を稼げる方法はないかなぁと考えました。

 そして、思いついたのが

 ジゴロで稼ごう!

 最初は自分には無理だと言っていたフィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)が、意外や意外、ジゴロの才能があるみたい?

 ポン引き役のマレー(ウディ・アレン)も、商売熱心になっちゃうし、これでひと稼ぎできるのか?

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