映画『ブライアン・エプスタイン』@TOHOシネマズ シャンテ
映画『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』を観てきました。
ビートルズのマネージャーとして有名なエプスタインは、成功と孤独の狭間で揺れてたんだなぁと感じました。
デビュー前のビートルズって音楽以外のことは何もわからない子たちだったから、エプスタインなしではあれだけの成功はなかったのは間違いありません。
原題の「Midas man」とは、ギリシャ神話の「ミダス王」のことで、触れるものをすべて黄金に変えてしまう力を持つ男、またはその力を持つ人を指します。この言葉は、主人公の並外れたプロデュース能力を指す一方で、成功の裏にある個人的な犠牲や苦悩をも示唆する二重の意味で使われています。
音楽を聴く耳があり、美的センスもあり、彼らを売れるようにするためには何でもした彼は、本当に優秀なマネージャーでした。でも、彼がゲイであったということは、いろんな意味で足かせになっていたのでしょうね。
デビューが決まったビートルズに対して、プロデューサーのジョージ・マーティンがドラマーを変えろと指示し、ピート・ベストからリンゴ・スターになったところ、あの決断は正しかったと思うけど、非情なことでもあったのです。そう伝えなければならなかったエプスタインは、さぞかしつらかっただろうなぁ。
監督:ジョー・スティーヴンソン
出演:ジェイコブ・フォーチュン=ロイド、エミリー・ワトソン、エディ・マーサン
2024/イギリス/英語/112分























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